メインコンテンツに移動

2022年6月

当麻町開拓130年記念式

菊川健一 名誉町民、町功労者皆さん、中港勝 町議会議長、町議会議員皆さんをはじめ、各団体代表、全町より各地域を代表される区長皆さん、さらには、当麻町の日本の未来を担っていかれる当麻中学校3年生皆さん、多くの関係皆さんにお集まりいただき、「当麻町開拓130年記念式」を開催させていただいた。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じた中、無事に開催できたこと、大変うれしく思う。
令和4年5月10 日、当麻町に開拓の鍬が下ろされ130年、節目の開町記念日。明治26 (1893)年、この地に広島・山口などから400戸の屯田兵が入植。先人皆さんの、汗と心血を注がれた開拓魂、うっそうたる原始林を切り拓き、幾多の苦難、激動を乗り越え、まちづくりの歩みを進めてこられた。そして、今を当麻町で生きる私たちがいる。
大雪山連峰を望み、豊かな森林と肥沃な大地。農業・林業を基幹産業として発展を続けてきた。各関係機関が連携し、いつの時代も先を見据えた勇気あるチャレンジをし続ける町が、当麻町だと感じる。
農業においては、北海道有数の食味を誇る米どころ、水稲を主軸に、キュウリ、ミニトマト、でんすけすいか、キクやバラなど、全道・全国に誇る高品質な施設園芸作物とを組み合わせた、複合経営による「稼ぐ当麻農業の力」。
林業においては、コロナ禍によるウッドショックのピンチをチャンスに。地場産業の振興発展と、脱炭素「カーボンニュートラル」への貢献、持続可能な開発目標「SDGs」を同時に実現させることを目指し、長期展望での林業資源の循環利用を推進。
商工業においては、コロナ禍で影響を受けている経済活動、また、町民皆さんの生活支援として、第4弾となるプレミアム付商品券を発行。「当麻を元気に!当麻で元気に!」この苦境を乗り越えてまいる。
生徒を代表し、先人をはじめ町民皆さんへの感謝の言葉、未来への言葉を述べられた清野悠さん(3年)。心に響く、とてもすばらしいスピーチをいただき、町民を代表し感謝を申し上げる。
明るく活気にあふれ、夢を語り合えるまちづくり。今と先を見据えた、子どもたちに誇れる持続可能なまちづくり。脈々と受け継がれてきた開拓魂、当麻町民の誇りと勇気を胸に、この先の未来を私たちは切り拓いてまいる。

当麻町長 村椿哲朗(広報紙我が郷土 令和4年6月号掲載)