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2021年6月

郷土資料館「ここから」リニューアルオープン~歴史つなぐ街中にぎわい創出の場

令和3年4月28日、郷土資料館「ここから」リニューアルオープンセレモニー。コロナ禍により規模は縮小させていただいたが、事業推進の道筋に先頭に立ち大変なお力をいただいた前町長、菊川健一名誉町民、町議会議員皆さんをはじめ、愛称の命名者である去渡葵空(あおい)さん、関係各位のご参集のもと行うことができた。感謝を申し上げたい。

市街地の中心部にある当麻町郷土資料館は、大正15年に当麻村役場庁舎として建築。当時としては非常に珍しい鉄筋コンクリート造り2階建てのモダンな建物として、注目を集めた。
当麻町の歴史を語り伝えていく上で、貴重な建築物である郷土資料館。耐震補強を含め、大幅な回収を施しリニューアルオープン。建築当時の外観はそのままに再現し、1階は交流スペースとして活用。喫茶コーナーやギャラリースペースを併設し、フリーWi―Fiを完備、子どもからご高齢の方まで、皆さんが気軽に立ち寄れる交流の場として生まれ変わった。

2階は郷土資料室。屯田開拓の歴史を今に伝える、貴重な屯田兵屋を中心に、当時の生活用具、歴史にまつわる文献などの資料を観覧することができる。
また、小さなお子さんのいる子育て世代も気軽に立ち寄れるようにキッズスペースや授乳室を設置。午前10時から午後7時まで、休館日は毎週火曜日(年末年始12月29日~1月5日休館)。通年で利用できる施設となっている。

リニューアルオープンにあわせ、施設愛称を町民皆さんから募集させていただき、当麻小学校3年生の去渡葵空さん応募名「ここから」に、愛称を決定。セレモニーで感謝状を贈呈させていただいた。
郷土資料館が旧役場庁舎であることから「ここから始まった当麻町の歴史が、これからも、ここから歴史を刻んでいくように」という願いを込めて命名された。素敵な愛称の命名、ありがとうございました。

先人の開拓者魂を受け継ぎ、現代に生きる私たち。愛称のとおりさらに「ここから」、当麻町の輝かしい歩みを進めてまいりたい。
中心市街地における街中のにぎわい創出の核として、郷土の開拓の歴史を今に伝える学びの場として、多くの皆さんに愛され、ご利用いただけることを、心より願っている。

 

当麻町長 村椿哲朗(広報紙我が郷土 令和3年6月号掲載)