肺炎球菌ワクチン

●肺炎球菌とは

 肺炎を起こす原因菌の中で約4割を占めている病原性が高い細菌です。
この細菌は体力が低下している時やご高齢になって免疫力が低下してくると、
肺炎や気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎、髄膜炎などを引き起こします。

 抗生物質の発達などにより減少しつつあった肺炎の死亡率は、最近また上昇しています。
平成14年人口動態統計によると日本での肺炎による死亡率は死因の第4位です。その背景には、人口の高齢化が進んでいることによるもので、65歳を越えると肺炎による死亡率が急に高くなる傾向にあります。

 急速に症状が進んだ場合、特に高齢者の肺炎では抗生物質などの治療が間に合わないこともあります。
このため肺炎球菌ワクチン接種による予防が重要です。

肺炎球菌ワクチン接種は次のような方にお勧めします。
1. 65歳以上の方
2. 心臓や呼吸器に慢性疾患のある方
3. 腎不全や肝機能障害のある方
4. 糖尿病の方
5. 脾臓の摘出手術などで脾機能不全のある方

接種についての注意事項
・ 肺炎球菌以外には効果ありません。
・ 肺炎球菌による感染症の80%に効果が期待されます。
・ 通常1回の接種で約5年間ほど免疫が持続すると言われています。
・ 接種後、免疫ができるまで平均1ヶ月程度かかります。
・ 他のワクチン接種の場合、1週間以上あけて接種します。

再接種について
2009年10月18日の厚生労働省の医薬品等安全対策調査会で検討された結果、
初回接種から十分な間隔を空け、国内外のガイドライン等を参考にしつつ、リスク
を上回る利益が得られると考えられる方にのみ再接種しても差し支えないと判断
されました。

 
肺炎球菌ワクチン再接種に関するガイドラインについて
(日本感染症学会 肺炎球菌ワクチン再接種検討委員会
         平成21年10月18日安全対策調査会資料 抜粋)


〔再接種対象者〕
 初回接種から5年以上経過した下記に示すような肺炎球菌による
重篤疾患に罹患する危険性が極めて高い方及び肺炎球菌特異抗体
濃度が急激に低下する可能性のある方を対象

副反応について
 米国における臨床試験
 ・接種2日以内の接種部位の大きな局所反応(10.2cm以上)
  初回接種で3% 再接種で11%でいずれも接種3日以内に消失
 ・接種部位の軽い痛み、軽い腫脹を含めた局所反応は
  初回接種で53~73% 再接種で80%でいずれも5日以内に消失
 ・接種後の倦怠感、易疲労、筋肉痛、頭痛
  初回接種で22~36% 再接種で33~38%で接種後5日目までに
  接種前の状態に戻っていた

 国内の副反応報告状況
  1,466件のうち重篤とされたものは5件(左上腕皮膚炎、肺炎、発赤、腫脹、痛み
  各1件)でいずれの症例も回復しているものの、うち2例については前回接種時から
  5年以上経過した症例であった。
  尚、これらの副反応はいずれも初回接種時にも報告がある副反応であった。


●接種料金
区 分 接 種 料 金
当麻町に住民票を有する

 ・65歳以上
 ・60歳~65歳未満(心臓・腎臓・呼吸器機能及びヒト免疫不全
     ウイルスにより障害があり、1級の身体障害者手帳取得者)
2,700円
当麻町に住民票を有する生活保護受給世帯 無 料
上記以外の方 7,560円