「気まぐれな天候」 高橋 佳靖 さん (東1)

 今年の気候は安定感が無く、5月中は氷点下になる日が多く、6月には真夏日を先取りする天候が続いたりと寒暖の差が激しい気候が続き、人も植物も体調管理に苦労する日が続きました。
 特に過去最高気温を更新する町が多かった6月4日は、熱中症で倒れる方も彼方此方(あちらこちら)の町で見受けられました。幸い我が家では熱中症で倒れる人は居ませんでしたが、暑さに体が慣れていない状態での作業でしたので、体の方が対応できず殆(ほとん)ど仕事にならない状況になってしまいました。暫(しばら)く本州で過ごしていたので暑さにはある程度大丈夫と思っていましたが、向こうとは違い空気中の排気ガスが少ない分直射日光の光が強いのか、じりじりと肌が焼ける暑さになると我慢できないものでした。
 近くの山々や雑草は暑さにも負けずすっかり深緑の色に染まり綺麗になりましたが、ハウスから逃げれない我が家の野菜達は暑さに負けて、ちらほらと夏をとびこし紅葉シーズンに突入してしまうものもいました。もう少し太陽には手加減してほしいものです…。
 今年の夏はエルニーニョ現象により、涼しい夏になるとの長期予報になっていますが、最近(6月中旬)になってから少しずつ現実味を帯びた状況になってきました。気温が低いだけであれば30度を超える日が少ない昔の気候に近づいた感じになりますが、今回は涼しくても長雨や台風の発生が多くなるとの予報なので、色々な被害が増える可能性があるため過ごし易(やす)い気温でもあまり喜べない感じです。
 今年もまだまだ荒れる天候が続きそうなので、これからも病気や温度・体調管理に気を付けてすごしていきたいと思います。

(2014年7月号・広報とうま掲載文より・第89回エッセー)