はじめに

■開拓者の心を持つ「農業者」を求めます

 太古からの自然が残る北海道大雪山。我が当麻町は、この国内最大級の面積を誇る国立公園の麓に広がる、四季の彩り鮮やかな自然にあふれた農業のまちです。
 春先には、いつの時代も変わることなく、大雪山を源とする清涼な石狩川の雪解け水が当麻の大地を潤し、それが、農業を生業とする幾多の先人開拓者の努力とあいまって、数々の農の逸品を生み出してきました。
 北海道一を誇る良質なお米、初セリでは数十万円もの値がつく国内最高級ランクのすいか「でんすけ」、さらには日本一の「夏バラ」等々・・・。
 それらのことは、ここに暮らす人々の生活を守るのみならず、他に例えようのない、ふるさとの誇りを後世の私たち町民に残してくれました。
 この町には、勇気ある多くの先人開拓者たちが落とした涙と汗の染みこんだ大地と、見事その上で花開いた様々な「農の姿」があります。
 それらの伝統を引き継ぐ人、未来へと生かしてくれる人。

それが、我々当麻町が求めてやまない、農村地域の担い手たる「農業者」なのです。

■町独自の支援策で新規就農希望者を強力にバックアップします。

 農業を始めるためには、健康に恵まれていることは言うまでもなく、何よりも技術の習得や農機や農地を購入するための資金力が必要になってきます。
 また、人的な部分でも、全く知らない土地に来られるわけですから、受入側の関係機関から地域住民に至るまで、幅広い層からの理解と協力を得ることが必要でしょう。
当麻町では、国内においても画期的な町農業振興課・林業活性課をはじめ、農業委員会、土地改良区、当麻町森林組合、当麻農業協同組合等、町内農業機関をワンフロアに集結させた当麻町農林業合同事務所を平成15年に開設し、官民の垣根を越えた一体的な新規就農者や認定農業者等、農業の担い手の育成支援に当たっています。
 また、地域農業の後継者の確保を図るとともに、将来の農村コミュニティを支える、新しい担い手の育成に資することを目的とした新規就農者支援策である当麻町アグリサポート事業を創設し、場当たり的ではない、長期的視点に立った総合的かつ継続的な施策を講じています。