「火のないところに煙が立つ…不可思議」(平成29年7月号掲載)

当麻山山麓の野球場では、週末、子どもたちの元気な声が響き渡る。
くるみなの木遊館・くるみなの庭では、触れ合う親子の姿に心洗われる。
木造の新庁舎も、8月末の上棟を目指し、順調に工事は進んでいる。
町民各位のご理解をいただき、目標に向かい一歩一歩町づくりが進んでいることに感謝申し上げたい。
そんな時、2回にわたり、事実と反する記事が月刊誌に掲載されてしまった。
特に、7月号で記されている内容は全て事実無根であり、ごく一部の方の間違った情報だけを取り上げ、面白おかしく肉付けされてしまっている。
私ども関係する者に、全く取材がなかったことは誠に遺憾である。
3月の予算委員会では、加藤議員から、土地開発公社がハートフルタウンとして予定している土地の取得価格は1平方メートル当たり8000円かとのご質問をいただいた。
土地開発公社は町とは別法人であり、公社と地権者との契約内容は、個人情報との絡みもあり、庶務規則の中で非公開とされている。
私は答弁の中でその事を説明し、さらに1平方メートル8000円でないことは明確にお答え申し上げた。
しかし、加藤議員には最後までこの答弁に理解していただけず、1平方メートル8000円の数字だけがひとり歩きしてしまった。
このことに端を発し、月刊誌は全くデタラメな情報を私どもに確認することなく、記事にしてしまった。
地権者のご承諾をいただき6月定例会で議員の皆さまに、取得価格の公表をさせていただいた。
取得価格は1平方メートル当たり2424円であり、月刊誌でやゆされている8000円の1/3以下の価格である。
土地は耕作放棄地と書かれているが、立派な優良農地であり、残土置き場として特定業者に便宜を図ったようにも書かれているが、宅地造成に活用するためには盛土が必要であることから、一年間、公共工事から発生する残土置き場として、町内業者に協力いただいたものである。
用地取得からその後の活用まで、一点の曇りも無いのに、何故このようないわれなきコメントが月刊誌に発せられるのか、全く理解に苦しむ。
記載されている内容は何度も記すが、全く事実に反しており、かつ、何故私どもに取材・説明の機会を与えていただけなかったのか、いまだに不可思議である。
担当された坂井記者がもう一度事実を確認し、当麻町の町づくりを読者に発信していただけることを願っている。
坂井記者の、記者魂に期待してやまない。
 

(平成29年7月号・広報とうま掲載コーナー・第155回随筆)