春の園遊会(平成26年5月号掲載)

 「天皇皇后両陛下には来る4月17日赤坂御苑において御催しの園遊会にお招きになりますので御案内申し上げます  宮内庁長官 風岡典之」
 去る3月17日、春の園遊会の招待状を頂戴した。
 事前に園遊会に招待された際、参列可能か否かの事前調査を受けていたので心の準備はできていたが、正式に私と家内宛にご丁重な招待状をいただき、感慨無量なものがあった。
 初夏の陽気漂う4月17日、家内共々参列させていただいたが、帰町後多くの町民の皆様から、当日の様子を尋ねられるので本欄をお借りし報告させていただく。
 招待を受けた8組程の町村長(北海道からは京極町長夫妻と私共)は、全国町村長会館に前泊し、当日は午前11時から、会館内のレストランでお祝いの昼食膳を用意してくださった。スタッフ全員が正装でお出迎えいただき、“おめでとうございます”の一言一言に、園遊会出席の重みを感じ取る。
 その後お手配くださった車に乗車し、12時45分赤坂御苑に入園する。赤坂御苑は赤坂御用地の中央部に位置し、池を中心とした回遊式庭園である。御用地の中には、東宮御所・秋篠宮邸・三笠宮邸・高円宮邸など、皇室の関連施設が存在している。
 両陛下お出ましまでの間、園内を散策したり、お休み処ではジンギスカン(国外の招待者も多数おられるので宗教上のこともかんがみ牛豚肉は控えているそう)焼き鳥、サンドイッチ、ワイン、ジュース等の接待を受ける。
 マスコミのカメラがセットされている場所は、オリンピックメダリストを始め10数名の指定席があるが、他は基本的にはどこに並ぼうが自由である。招待者は、両陛下に間近でお目に掛かりたく、横一列に延々と並んで待つ。
 午後2時10分、宮内庁楽団による国歌演奏により、両陛下皇族の皆様がご入園された。
 ご高齢の両陛下が約1時間半、玉砂利の園路を一人一人に頭を下げながら歩くお姿に心打たれる。お声を掛けていただく皇后陛下は、TVで拝見するのと同様美しくお優しい。
 両陛下に引続き、皇太子殿下、秋篠宮ご夫妻、初めてお出まされた眞子さまから高円宮妃久子さまご家族まで、出席者一人一人のところで立ち止まってご挨拶いただいたことは、一同感激の一時であった。
 町民の代表として参列させていただいたことに感謝し、いい町づくりに頑張ることを自らに言い聞かせ帰路についた。

(平成26年5月号・広報とうま掲載コーナー・第123回随筆)