芸術の秋=学習発表会=(平成20年11月号掲載)

 秋も終わりを遂げようとしている。スポーツの秋であり、芸術の秋であり、天地の恵みに感謝の秋である。
 この秋も、町内それぞれの学校で学習発表会が開催された。当麻中学校の学校祭、演劇公演、宇園別小学校の学習文化発表会、当麻小学校の学習発表会。できるだけ時間の都合をつけ、生徒たちと感動を共有させていただいた。
 テーマにも特色が出ており、その意気込みが伝わってくる。「No Bor der!先輩も後輩も 男子も 女子も」(当麻中)、「伝えよう みんなの力と 感動を」(宇園別小)、「仲間と共に輝く演技 みんなの力でスリー Peace~楽しさ 絆 環境」(当麻小)。
 中学校学校祭、「私の主張」で発せられるメッセージに心が動かされる。内容に、発表態度に、生徒の夢と情熱がほとばしる。「合唱コンクール」も楽しみの一つである。表情も良いが、ハーモニーも美しい。クラスあげて取り組んできた様子が、手に取るように分かる。それを支える先生方の熱の入れようも、見ていて微笑ましい。
 圧巻は演劇公演である。生徒の熱演は、観客を有無を言わさずその世界へ引き込んでしまう。かつて、この舞台で演じたOB・OGの注ぐ目線も優しい。感動に言葉は必要としない。終了後、出口で私たちを見送ってくれるあの笑顔と涙が、全てを物語っている。
 小学校の発表会、その内容も多彩である。小学校入学、初めて取り組んだ発表会。初々しさと、力一杯が、見ている者の心を和ませる。そして、6年生の最後の発表会への感情を込めた熱演で幕は閉じる。2年生から5年生へと、1年ごとの成長の跡がしっかりと読み取れる発表会である。器楽演奏から合唱、劇と、大きな拍手を受けながら、がんばり続けた1日であった。
 生涯学習フェスティバルも、本年はその趣を一新された。実行委員の面々が知恵を絞り、見事な変身である。朝9時から夜8時までのロングラン。町民総参加、出会い、ふれ合いの場でもある。
 演じる楽しみ、見る楽しみ、参加する楽しみ、三者融合のフェスティバルとして、末永く育っていただけるよう念じている。

(平成20年11月号・広報とうま掲載コーナー・第69回随筆)