「青年会議」(平成23年5月号掲載)

 町内に、青年会議という組織がある。商工会青年部、JA当麻青年部、個人会員として商工会・かたるべの森・役場・消防等の職員で構成されている。会員数126名の大世帯である。
 先日、会員大勢出席の下、23年度の定期総会が開催された。所属団体の垣根を越え、まちづくりに思いを寄せる男女の心意気は、実に清清しい。
 議案の審議は極めてスムーズであるが、本番は懇親会である。若さが弾け、意気のいい声が飛び交うのは予想どおりである。自己紹介も盛り上がる。初対面の方も数多くいるが、旧知の関係になるのに長い時間を必要とはしない。
 役場・消防の若手職員が多数参加していることも、私にとって大変うれしいことである。特に近年、新入職員は町外出身者が多いだけに、この様な交わりを通じ町民サービスの意識を高めていただくことは意義深い。
 青年会議は、まちづくりに積極的に参加されている。寒い夜間、何日もの準備作業のうえ開催されるキャンドルライトフェスティバル。青年の夢を乗せてアイスキャンドルはきらめき、子どもたちの願いは紙コップの中でユラユラ輝いている。新米新そばまつりでは、呼び込みの声高く、出店でまつりを盛り上げていただいている。裏方に徹し、ボランティアサポートとして生涯学習フェスティバルを支えてくれる活動もありがたい。
 団体としての予算は少ないが、活動内容はまちづくりに大きなインパクトを与えてくれている。
総会では、新しい執行部を選んでいただいた。議長に山下高博君(農業)、ささえる副議長に高島直樹君(商工)・池沢淳君(個人)、事務局の要に宮嶋一洋君(農業)。誠に頼もしい面々である。
 青年会議のメンバーに、上下の関係は皆無である。全員が心を一つにして、前を向いて進んでくれることを願っている。一生を旅に生きて国の無形文化財になった瞽女(ごぜ)、小林ハルさんの言葉に、
 「いい人と歩けば祭り  悪い人と歩けば修業」とある。会議に集う若者の、これからの歩みに思いをはせ、小雨の中帰路につく。

(平成23年5月号・広報とうま掲載コーナー・第93回随筆)