「北海道町村会定期総会」(平成24年5月号掲載)

 平成24年度北海道町村会定期総会が、去る4月26日に札幌市で開催された。
全道144町村の首長が一堂に会する、年一度の総会である。議案の審議を行うのは当然のことであるが、会議の冒頭新任町長の自己紹介が行われる。
 本年は7名の自己紹介があったが、いかにも初初しく、まちのPRにも余念がなく、あふれる意気込みが伝わってきて面白い。町長就任後13回目の出席であるが、首長の顔ぶれも就任当時とは大きく変わってしまった。出席を重ねる度に、時の流れの早さを感じ、まちの運営にもスピード化が求められていることを痛感させられる。
 北海道は、合併への取り組みが遅れていると言われ続けてきたが、就任当時178あった町村数は、12年間で144に激減してしまった。4期目の当選をさせていただいた私は、全道21番目に位置する古参首長の仲間入りである。なお、最古参首長は、北海道町村会長を努めている、当選8期の乙部・寺島町長である。
 年令差も実に幅広い。7期目の奈井江・北町長の74歳を筆頭に、最年少は、昨年10月に初当選された白老・戸田町長の43歳である。川野恵子さんの退任により、北海道から女性首長は姿を消してしまった。
 大正11年に創立された「北海道町村会」は、町村の地位向上や安定した町村行財政制度の確立などに活動してきたが、戦時中には不足していた事務用品などの物資の斡旋も行ってきた。
 現在では共通の課題解決のための政務活動や、町村行政に関する相談事業などの活動を展開している。
住民が安心安全に、さらに幸福度の高いまちづくりを進めることは、全ての首長が目標とするところである。日頃、町長同志は良き相談相手であるが、時にはまちづくりを競うライバルでもある。
 電力エネルギーを原発に頼る時代に終止符が打たれ、消費税増税への不安、TPP交渉参加への心配と、重苦しい空気が漂っている。
 そんな中、町内在住イラストレーターのご好意により、一歳誕生児への似顔絵プレゼントをスタートさせていただいた。議員提案により、公共施設に杖かけホルダーも設置させていただいた。
 かゆいところに手が届く行政サービスを心がけているつもりだが、一つ一つの要望やご指摘に、ハッとさせられる毎日である。

(平成24年5月号・広報とうま掲載コーナー・第103回随筆)