うれしい「お葉書」(平成25年8月号掲載)

 7月9日発行の当小便りの中で、“うれしい「お葉書」をいただきました”と、次の内容が紹介されていた。
 『前略、突然お便りを差し上げます。2日ほど前、札幌の地下鉄で小学生らしき5、6人の子どもが地下鉄に乗るのに、キチンと1列に並んで待っている光景を見かけました。最近の札幌では見かけないことなので、乗ってから「君たち、どこの小学校?」と聞くと「当麻小学校」という。「エッ、あの旭川の方の?」「そう、修学旅行で札幌に来たの」と。「さっき待ってた時、1列に並んで立派だったよ」と褒(ほ)めてあげました。
 これは当麻小学校の先生方が公共交通機関に乗るときのマナーを普段から教えているからできるのであって、札幌に旅行に来たときだけでなく当麻にいる時もやっているのでしょう。これからも道徳マナー教育をよろしくお願いします。久しぶりに、いい光景を見ることができ、清々(すがすが)しい気持になりました。ありがとうございました(札幌のある会社の社長さまより)。』
 お葉書を下さった方の清々(すがすが)しい気持は、そのまま私たちにも伝わってくる。
 過去も、小中学生が修学旅行で訪れた宿泊先から、何度もお褒(ほ)めの言葉をいただいている。6年前、別海町で開催された中体連女子ソフトボール全道大会での出来事が思い出される。
 前日の練習は雨のため、別海中学校屋内体育館をお借りした。玄関には、靴の向きを変えて2列にきちんと外靴が並んでいた。その様子に感動した別海中学校の教頭先生は、「ソフトボールに強いばかりではなく、当麻中学校の生徒のマナーはすばらしい」と、インターネットを通じ画像付きで紹介されていた。 初の全国大会出場を手に入れた喜びに上乗せした、うれしい書き込みであった。
 2011年8月、奈良県で行われた全国中学校ソフトテニス大会準優勝での、北海道新聞の記事も忘れることができない。“部活動で人間教育に力を入れる当麻。閉会式の成績発表で名前を読み上げられると、当麻の選手だけが「はい」と答え、メダルの授与では「ありがとうございました」。礼儀正しさは日本一だった”別海でも奈良でも、その感動の場面に立ち会うことができたのは幸せだった。
 深い愛情を持って指導していただいている先生方の教えは、確実に子どもたちに伝わり、花開いている。

(平成25年8月号・広報とうま掲載コーナー・第116回随筆)