思い出の数々(令和元年11月号掲載)

町長就任以来、町内小中学生の頑張りに私は数多くの感動と勇気をいただいてきた。
生徒に寄り添う教職員の思いやりと優しさ、保護者の方はもとより地域上げての見守りと育む姿は我が町の文化である。
当麻中学校の体育大会・学校祭での、クラスの団結とほとばしる熱意は、過ぎ去った青春を呼び戻してくれていた。
入・卒業式、お辞儀の深さに心が洗われ、卒業生のみならず在校生も流す涙はいつも美しかった。
修学旅行先での町のPR活動、受け取られた皆さまから寄せられたメッセージに、幾度胸が熱くなったことか。
部活動においても、大規模校相手に果敢に戦った場面が思い出される。
女子ソフトテニス部の全国準優勝、翌日の朝刊全道版「当麻中ソフトテニス部二位だが礼儀は日本一」の新聞見出しは、当麻町の誇りであった。
どの行事においても、ファミリーの温かさを感じた宇園別小学校。
生徒も教職員も家族であり、折々に素晴らしい場面に接することができた。卒業式、一名の旅立ちに会場全体が涙にくれ、見送ったあの時を忘れることはない。
溢れる涙を抑えるのに、一番辛かったのはあの時間である。
先日の学習・文化発表会、地域の方々や卒業生を迎えての発表会は、生徒のキラメク笑顔と相まって見ている人々の心を揺さぶっていた。
小規模校ゆえの難しさもあることと思うが、それを超えた生徒と教職員の絆を感じ取ることができた。
夢・愛・翔の当麻小学校。
学業にスポーツに頑張る姿を見せていただいた。
先日の学習発表会、「私たちのふるさと~命のバトン、未来への架け橋~」で演ずる姿は、食育・木育・花育から学ぶ命の大切さを、生徒自ら私達に伝えてくれた。
結びの「かわいそうなぞう」、過去にも幾度が演じていただいたが、平和の尊さと命の大切さを噛み締めての演技は、大勢の観客の心を打つ。
町が進めている命を大切にするまちづくりも、平和があってのことであり、そのことを感じさせる6年生の熱演であった。
生徒たちの応援の声に押されて、ふる里当麻町はこれからも輝き、魅力溢れる町として発展していくことを確信している。
お読みいただいている「町長室の窓から」も今回179回を数えることができた。
拙い文ではありましたが、「読みましたよ」と、掛けていただいたお言葉は何よりも嬉しいことでした。
次回、180回を持ちまして、数々の思い出とともにこのコーナーの窓を閉じることとなりました。
残された日々に感謝を込めて、まちづくりに力を尽くしてまいりたい。

(令和元年11月号・広報とうま掲載コーナー・第179回随筆)